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12~1月「バラの家 バラ塾」 ~バラの冬のお手入れ ≪総集編≫~

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おはようございます♪♪♪


12月に引き続きですが・・・

1月もまだやる事がいっばいあり、バラに専念する時間がありません(涙)


今月もバラ塾に参加できそうもないので、
 
昨年のレポートになってしまいすが、

「12月~1月のバラのお手入れ」を、総集編としてまとめてみました☆彡


バラの冬のお手入れで気になる方は、何かの参考になるかもしれませんので、

お役立て頂ければと思います(^^♪


落ち着いたらバラの家にも遊びに行きますし、

バラ塾も参加したいので、

どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

 
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12~1月「バラの家 バラ塾」 ~バラの冬のお手入れ ≪総集編≫~

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【① 冬のバラのお手入れ 総合セミナー】
  
師匠:「鉢で美しく育てるバラ『花の大きさで誘引の角度を変える』と書いてありますが、
『剪定の深さを変える』という事に読み返れば、木立ちのバラの剪定にも応用できます^^
花の大きさや四季咲き性、花色や花弁数によって、バラの樹勢が変わってくるんですよ♪
それによって一輪に使うエネルギーの量が違ってくるんですね。
大輪の花は8~10mm以上の太い枝、中輪は5~6mm、小輪は2~3mmの枝で咲きます!
小輪花ほど浅く剪定して細い枝にも花が咲かせられるし枝も寝かせた方が花数が増えます。
ひとつポイントがあって、香りが強いバラほど誘引の角度を緩やかにしてほしいんですよ
香りの強いバラはそれだけエネルギーが必要なんですねww
バラにとって小輪よりも大輪の方がエネルギーを使いますし、一季咲きよりも四季咲き性、
ピンクや白よりも紫や茶色、花弁数の少ないバラよりも多いバラのほうが体力が必要です
あと花もちのいいバラほど株が疲れやすいんですよ。
品種ごとに迷った時は、これらの特性を思い出して剪定や誘引を行って下さい☆彡
これをやってもうまくいかない場合は、根が健全に育っていないんですね^^;
全ての事に言えるのは、根が育たないといい枝葉もシュートも出ないし花も咲きません>_<
根を育てるには、いい用土に植え付ける事です!
ですが、いい用土といっても人それぞれで、水をあげすぎる人には通気性や水はけのよい土、
なかなか水やりができない人や乾きやすい環境の場合は水もちのよい土にしたりだとか、
育てる環境や育てる人の手癖によって用土を選ぶといいと思います(^^♪」 

     
 
師匠:「冬の主なお手入れは『剪定、用土替え、誘引、病害虫対策』です☆彡
特にカイガラムシは冬の葉のない時期に徹底的に退治しておくと、その後の生育がラクです^^
冬の作業の最後には芽だし肥え。どのタイミングで追肥をやり始めるのかですね♪
これをちゃんとやっておくと、春の花数が増えたりするんですねv^ ^v」

 
   
師匠:「作業の順番は『剪定→葉を取る→用土替え』です!
用土替えしてから剪定にすると、枝と根のバランスが崩れて枯れこんでしまいます>_<
同じ日に剪定と用土替えをする場合や、鉢増しする場合は、どの順でもOKです☆彡
大型の鉢植えのつるバラの場合の用土替えは、半分くらいにしておいたほうがいいです
西風や北風のない場所がいいんですが、できない場合は不織布で覆ってあげるといいです。
パオパオ90は通気性がよく、光を90%通すおすすめの不織布です♪」

 
 
師匠:「冬剪定をすると株の樹高を下げられるので、春にちょうどいい位置で花を楽しめ、
樹高を下げる事で株元からのシュートが出やすくなります^^
枝の寿命が短い品種は、冬剪定によって新旧のシュート更新を促す事ができます
逆に枝の寿命が長い品種はシュートが出なくても枝が老化せずに太っていきます!
木立ち性のバラは概ね樹高を1/3になるように剪定すれば、まず大丈夫です☆彡
あとは最初に話したように花の大きさ等でどの程度切るかを決めていくといいでしょうw
剪定する時は芽のある位置から5mm上で切ります!
枝の太さが1cmの場合は、芽から1cm上がいいですね^^
切る位置が上すぎると、切り口から枯れこんだり病気か入りやすくなります。
逆に芽のギリギリで切ってしまうとしっかりと芽吹かなくなります^^;
また枝に対して斜めに切ると切り口の断面積が増えるので、冬に枯れこんだりします>_<
あとは、内芽と外芽を考えて切ると、樹形をコントロールしやすくなります☆彡
本来は外芽で切ると枝葉がよく茂り、風通しもよくなるので群れて病気になりにくいんですが、
バラをコンパクトに仕立てたい場合や、咲かせたい方向を考えて切る位置を変えるといいです」

 
     
師匠:「自分で用土をつくる時は、
赤玉土50%、鹿沼土5~10%、堆肥30%、くん炭や腐葉土10%がいいかと思います☆
ただ良質のものを使わないと、特に粗悪な堆肥等は生育を悪くさせてしまうので注意です!
薔薇の土は、粗めの素材を使って乾きやすい配合にしてあります^^
水をあげすぎてしまう方や、半日陰な環境、生育の遅い品種におすすめです♪
バラの家培養土は水もちのよい土になってるので、水やりが少ない方におすすめ^^
どちらの土も牛ふん堆肥や馬ふん堆肥等を使って力のある用土にしていますww
新発売のプレミアローズ培養土は、堆肥を植物性のみ使っています☆彡
ココピートという50年くらい熟成させた上質の堆肥が入っていて、
肥料濃度は高くないですが、1年間効く緩効性化成肥料が入っていますv^ ^v
水をあげすぎても根腐れしにくいので、初心者の方にも安心して使える用土です♪

 
 
師匠:「今年悩まされた病害虫は休眠期に月1回くらい消毒するといいです☆彡
冬の消毒は剪定するので散布量も少なくてすみ、葉もないので薬害の心配もありませんv^ ^v
ハダニやカイガラムシはマシン油を50倍希釈で2回くらい散布すると退治できますww
黒点病も月1回、あとは芽だしの頃に治療剤を使うと効率よく殺菌できます♪



【② 木立の冬剪定、寒肥、用土替え】 

師匠:「大輪の花を咲かせるハイブリッド・ティー(HT)は、細い枝にはいい花が咲きません
あと、老化した枝や枯れこんだ枝にも花を咲きません。
品種によっても違いますが、赤みがあって張りと締まりがある元気のいい枝になります^^

   
 
師匠:「まず古い枝や細い枝には花が咲かないので元から切り取ります♪」


   
師匠:「次に、内芽や外芽をチェックしながら鉛筆ほどの太さまで剪定します^^」

 
 
師匠:「はい、おしまい♪
人によっては「葉を全部取ってから剪定」という方もいますが、作業が増えるだけなので、
剪定してから、残っている葉があれば取った方がラクだと思います☆彡」

      
 
師匠:「次に用土替えですが、まだ植え付けて間もない場合は根が回っていないので、
用土替えしなくても大丈夫です♪
ただこれくらい根が張ってしまうと、新しい根の張れるスペースがないので、
新しい枝も出づらくなってしまいます^^;
たくさん花を咲かせるには新しい根を出させて枝葉を増やす必要があります!
根と言っても古い根ではなく、白い根がたくさん出てくる事が大切ですので、
そのスペースを作るために用土替えを行う必要があるんです☆彡

 
  
師匠:「同じ鉢に用土替えする場合は、ほぼすべての用土を落とす感じですね☆
用土替えは器具を使わず、手でほぐすようにすると主根を傷つけずに作業できます
株元や表面は肥料分が残っている場所で毛細根が多いですがどんどん取ってしまいます^^」

 
 
師匠:「だいたいこれくらい用土を落とします☆彡
癌腫を気にしすぎて綺麗に用土を落とし過ぎてしまうと、根を傷つけて癌腫になることも^^;」


     
師匠:「新しい用土を入れていく作業ですが、
鉢底に軽く培養土を入れてからプレミアローズオーガニック肥料を20~30粒入れます^^
また軽く培養土を入れて、根が肥料に直接当たらないようにしますww」



師匠:「株を根が均等に広がるように鉢に入れたら、さらに培養土を足していって、
入れ終わったら鉢を軽くトントンとして、根の隙間に土を入れていきます^^
と同時に、株がバランスよく鉢の中心にくるように整えてあげます☆彡
「用土を棒で突いて隙間をなくす」という人もいますが、
軽くトントンしてこのあと水をあげるので、それで根の隙間に用土が入っていきますww
バラは空気を好むので、ぎゅうぎゅうに植え付けると空気の層がなくなり生育によくないです^^;
培養土を鉢にギリギリまで入れると、水やりの時に全体に水が行き渡らなくなります!
なので最低3cmくらいはウォータースペースを確保してください
終わったら水やりをして、2~3時間後にまた水やりすると鉢全体に水が行き届きます♪」




師匠:「中輪のフロリバンダ系統(FL)は割り箸くらいの太さの枝まで切り戻します
FLは『枝数=花数』なので、HTみたいに切っても大きな花は咲きません(*^_^*)
楊枝くらいの太さの枝には花が咲かないので、元から切ります」

 
 
師匠:「あとはさっきと同じように新しい培養土と肥料を入れてあげます(^^♪
接ぎ木テープは株が成長したらいらないので取って大丈夫です☆彡」



【③ つるバラ、シュラブの誘引・剪定について】 

   
師匠:「シュラブ性のバラは、木立ち性のバラとつるバラの中間のようなタイプで、
深く剪定すれば木立ち性にできますし、枝を伸ばしてつるバラのようにもできますv^^v
半つる性のバラとも呼ばれています☆彡
このタイプは冬に深く剪定すれば夏までは木立ち樹形ですが、以降は枝がよく伸びます
なので秋バラが遅くなったりしますが、伸びた枝を利用してつる仕立てにもできるんですww
アーチに誘引する時は大型のつるバラよりも、シュラブ性のバラの方が見栄えがいいです♪
特に日本の狭い庭事情を考えると、シュラブ性のバラはつる仕立てに向いてますし、
四季咲き性も強いのでおすすめですね☆彡

 
 
師匠:「鉢で美しく育てるバラ『花の大きさで誘引の角度を変える』と書いてありますが、
お手入れが上手な方は、誘引の角度の優先順位を①開花習性、②花の大きさでOKです☆彡
前年に葉を落としてしまった場合は、花の大きさを優先して誘引してくださいww

 
 
師匠:「 つるバラを移植する時や鉢植えにしている場合は『剪定→用土替え→誘引』です!
用土替えしてから剪定にすると、枝と根のバランスが崩れて枯れこんでしまいます>_<
特につるバラは枝が長く伸びているので、つい長く残そうとしてしまいがちですが、
そうすると枯れこみやすくなります。
大型の鉢植えのつるバラの場合の用土替えは、半分くらいにしておいたほうがいいです
また西風や北風で株の水分が取られないように、不織布などで覆ってあげるといいですね
そして2月後半頃には根付きはじめるので誘引をします☆彡」

   
 
師匠:「一季咲きのバラを冬に深く切ってしまうと、春に花が咲けなくなってしまいます>_<
小輪のバラは細い枝にしか咲けず、太いシュートを出してその年は終わります^^;
ガリカ、アルバ、ダマスク、ケンティフォリア、モスといった系統のバラは深い剪定厳禁です!」

 
 
師匠:「このバラは新苗で2年間育てたオデュッセイアで、中輪の花を咲かせますが、
割りばしの先くらいの太さの枝で剪定しても咲いてくれます^^
用土替えする前に軽く切っておくと、バラが維持する水分を減らすことができます☆彡
シュラブ性のバラは横張りに伸びる品種が多いので、
あまり広げたくない場合は、外芽ではなく内芽で切るとバランスがよくなります(^^♪
誘引した枝は、花を咲かせたい方の芽で剪定します^^
つる仕立てにする場合は、一方見で観せたいのか、四方見で観せたいのかによって、
誘引の仕方を変えていきます!
たとえば庭の真ん中にオベリスクがあったら、四方から観られるように誘引します。
でも、後ろが壁などでそちらからは見られないなら、見える方角だけ誘引するんですよ
背中が壁で光も当たらないのにグルグル誘引したら、花数が減りますし見えないです^^;
そういう時は見える側だけ枝を誘引させて花数を増やしてあげますww

 
     
師匠:「つるバラの葉は誘引する前に全部取ろうと思うと大変なので、
余分な細い枝や弱っている枝などを切る事で、作業を効率化します^^
またモッコウバラのような品種は葉を取らずに誘引しても大丈夫です☆彡
でも病害虫に弱い品種や昨年に被害があった株は消毒した方が、病害虫の越冬を防げます
また葉に病害虫が越冬している事があるので手で葉を取り除きますww」

 
 
師匠:「後からオベリスクを差し込む時は、枝を出させる方に仮止めしておくといいです^^
誘引に使うビニタイは枝が太る時に食い込んでしまうので、こちらがおすすめです♪
剪定ハサミでカットする時はハサミの奥側で切るとハサミが傷みづらいですw
オベリスクで一方見の場合、長い枝は後方から誘引していったほうが綺麗ですね^^
それと、 春にどれだけ花枝が伸びて咲くかを考えて誘引していきましょう☆彡
オベリスクの頂点まで誘引してしまうと、春にまとまりのない景観になってしまいます
オベリスクを使う時は、株元のリングは高い位置にあるものがいいですv^^v
株元近くにリングがあるオベリスクは差し込みづらいです(汗)

 
 
師匠小輪のバラは枝をグルグル巻いても全体に花を咲かせますが、
中・大輪のバラは枝先にしか花を咲かせないです(汗)
なので、枝先をオベリスク全体に配置してあげる感じで誘引するといいです
誘引は太くてかたい枝から誘引して、細くてやわらかい枝を後から行うと綺麗にできます☆彡
誘引したら、枝先の芽が咲かせたい方向に向いている場所で剪定します^^
それと、枝と枝が水平にくっつかないように気を付けながら誘引していきます。
くっついてると同じ場所だけで花が咲いて、全体のバランスが悪くなってしまいます(*^_^*)
枝と枝が交差するするのはOKです☆彡」 

 
 
師匠「オベリスクに一方見の誘引をした横顔です^^
シュラブ系のつるバラの誘引は枝をバランスよく配置して、
頂点から株元までまんべんなく咲かせるようにしたててあげるといいですね(*^-^*)

 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
師匠ランブラーなどの小輪系のバラは枝が細くしなやかなので、四方見の誘引をします
枝はすべて同じ方向で巻いていくと、次回の誘引時に仕立てやすくなります☆彡
あと、枝と枝とを等間隔で誘引すると全体にまんべんなく咲いてくれますv^ ^v
また品種によっては枝が垂れ下がっても咲くので、場合によっては枝先が下がってもOK!
株元の短い枝も誘引してあげれば咲きますよ^^」


 
ということで!
 
バラの12月~1月までのお手入れを≪総集編≫としてレポートしてみました♪♪♪ 
 
 
すでに昨年のレポートを読まれた方は物足りなくなってしまい申し訳ありませんが、

冬のお手入れの記事は毎年同様の内容でUPしているので、

じつは重複している部分が多々あります^^;


さらに、かつてのヤフーブログは、ひとつの記事あたり5000字という制限があり、

泣く泣く内容を簡素化していましたが、

今回は3回分のレポートをひとつに記事に収める事ができたので、

1回で内容をチェックしやすくなったかなと思いますv^ ^v
(その代わり、超長文ですが^^;)


もう冬のお手入れを終えられた方も、真っ最中の方も、これからという方も、

せめてこの総集編の記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです(*^-^*)



ではでは!!!
 
今日はこれくらいで。。。
 
昨年、この3部作レポート書きあげるのは正直キツかったけどよくやったな~

と、今さら思い返しています(苦笑)

また次回、お逢いしましょう~\(*^o^*)/

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