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薬剤「コロマイト」 ~ハダニの卵・幼虫・成虫に効く天然由来成分の殺ダニ剤~

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おはようございます♪♪♪
 
 
気が付けば、関東も梅雨真っ只中になっていました^^;

とはいえ、30℃以上になる日も珍しくなく、

でも気温がグッと下がったりする日もあり、また雨も降るので、人もバラも体調を崩しやすいです。

皆さまも、カゼなどひかれないよう気を付けて下さいね☆彡
(私も人の事は言えませんが^^A)


さてっ!

初めてバラを育て始めた人にとって、最初に気になる小さな害虫と言えば、

アブラムシやスリップス(アザミウマ)というイメージですかね~

なんたって、せっかく咲いた綺麗なバラの花をボロボロにしていくんですから^^;


でも私的には、バラの小さな害虫といえば、断トツで「ハダニ」!!!


なんでかって?


ハダニは、花を傷める事はないですが、

春の開花以降から秋にかけて発生して、

葉裏でみるみる倍増して葉をボロボロにし、最後には葉を落としてしまいます...(涙)


バラ初心者の方が最初に悩まされる黒点病ほぼ同時期にハダニの活動も活発になるのですが、

黒点病は葉が黒くなるので目につきやすいのに、

ハダニは目につきにくい葉裏で繁殖して、

葉色がなんだか透かし始めたな~くらいなのでわかりづらいうえ、

気づいた時にはすでに重症な状態で、株全体の葉を落とす・・・


葉を失うバラの代表的な病気が黒点病なら、

ハダニはその『害虫版』みたいな感じです^^;


しかも、黒点病の薬剤は予防剤や治療剤を含めてたくさんあるのに、

ハダニは通常の殺虫剤ではまず退治できず、

専用の「殺ダニ剤」を使わなくてはなりません!


さらに大変なのは、殺ダニ剤は種類が少ないうえに、

年間で使用できる回数が極端に少ない事っ!!!

ハダニは1度散布された薬剤にはすぐに抵抗力をつけてしまうので、


「1度使った殺ダニ剤は2度効かない」


ってくらい、ハダニ退治は厳しいです>_<


なので、

「1匹でも見かけたら殺ダニ剤をすべてのバラに集中散布」

が、薬剤でハダニの被害を最小限に防ぐ方法ww


とくに今年は春から異様に暑くて、ハダニの発生が1ヶ月も早まり、

対応が後手になってしまい、被害を受けたバラ好きさんも多かったようです。
(じつは我が家もその中のひとり^^;)

毎年、予想だにできない気候になって、昔よりもバラ栽培が難しくなっているように思えます(汗)


ということで!

今回は、これからの時期はとくに厳重注意なハダニ専用の薬剤について書いていきたいと思います☆彡

 
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薬剤「コロマイト」 ~ハダニの卵・幼虫・成虫に効く天然由来成分の殺ダニ剤~

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イメージ 2

「コロマイト乳剤30ml」。園芸用の殺ダニ剤の中ではイチ押しなのがコレ☆彡
ハダニの卵、幼虫、成虫・・・全ステージに効果がありますv^ ^v
天然系の薬剤なので、環境にも安心♪
ホームセンターの園芸売り場に農業資材館などで扱っています(*^-^*)


 
今回は「コロマイト」のご紹介です♪♪♪


これだけブログで薬剤の記事を書いていながら、

本格的な殺ダニ剤をUPするのは今回が初めてな気がします(*^_^*)


というのも、ハダニには「卵」、「幼虫、「成虫」の3つのステージがあって、

すべての殺ダニ剤がこの3つのステージに効くというワケじゃないんです(汗)


たとえば今までブログで、殺ダニ剤の「粘着くん」や、

ハダニにも効果のある「ハッパ乳剤」「オレート液剤」をご紹介しましたが、

これらの薬剤は「幼虫」と「成虫」の呼吸器を塞いで窒息させるものなので、

回数は無制限なんですが、「卵」には効果がないんですよ>_<


ハダニは繁殖力がとても高いので、残った卵が還ればまたハダニの被害が始まります!

なので、これらの薬剤だけで対応するなら、毎週散布しないとならなくなってしまい、

正直、イタチごっこの状態に・・・
(希釈倍率が低いので、コストも高くなります^^;)


ハダニの被害を止めるには、幼虫や成虫を退治するだけでなく、

次世代の卵も退治する事が重要なポイントになります☆彡


そして、今回ご紹介する「コロマイト」は、

ハダニの「卵」、「幼虫、「成虫」・・・全ステージに効果があるんです!!!





「コロマイト」は、ミルベメクチンという微生物が生産する天然物を主成分とした殺ダニ剤で、

化学的に合成された農薬とは異なるため、減農薬栽培では農薬としてカウントされない、

天然由来の新しいタイプの薬剤です☆彡


効き方は「食毒」「接触毒」

ハダニの神経系に作用して活動を強く抑制、殺虫できますv^ ^v


コロマイトは速効性の高い薬剤ですが、残効性が低いので、

効かせたい時にしっかり散布するようにしましょう!!!


希釈倍率は2000倍とけっこう使い勝手がいいです♪♪♪
(1リットルの水に0.5mlですね^^)


年間の使用回数は2回!!!

「少ないっ!」と思われますが、それくらいハダニは薬剤への抵抗性がつきやすいんです>_<

なので、散布する時は丁寧にしっかり行いましょう☆彡


ちなみに「乳剤」なので、展着剤を加える必要はありません^^


今回ご紹介したコロマイトは園芸用で、

一般のご家庭なら、これひとつで充分な量なのですが、
(有効期間は5年です)

大きなお庭でたくさんのバラや草場や野菜などを育てている方は500mlのコチラがおすすめ(^^♪


「もうちょっと少ない容量で・・・」、「できれば乳剤は使いたくない」という方はこちら♪♪♪

 

 
イメージ 1
「コロマイト水和剤100g」。安心の容量かつ水和剤なので高温期の薬害もより安心♪
(私もこちらを使ってます^^)
大きなガーデンでバラなどをたくさん育てている方にはおすすめですよ☆彡

 

ちなみに、特に被害がはじまっている時の私のおすすめ散布方法ですが・・・


まず、晴れた日の朝のうちに葉裏を勢いよく散水
(蛇口に着けたホースの先を指でつまんだくらいの水圧でww)

こうする事で、水に弱いハダニは葉から脱落したり活動が弱まります。


次に葉から水滴がなくなったらすぐ(午前中)に、

コロマイト乳剤に(コロマイト水和剤の場合はアビオンEを加える)を葉裏に集中散布♪♪
(ふんわり霧状ではなく、噴き流すくらいの勢いでw)

さらに、ハダニは周囲の草花や雑草にもいるので、そちらもぬかりなく散布♪♪♪
(雑草は日ごろから除草しておくと効果ww)


散布してから5日後くらいに、被害が止まっているか、葉裏を入念にチェックしましょう!
(ハダニは1回ではすべて退治し切れないくらい手ごわいです>_<)

まだハダニがいるようなら、他の殺ダニ剤を同じ方法で散布していきます☆彡


ハダニは単体ではとても微小でたいした事もなさそうですが、

いったん発生するとあっという間に増えて、バラを丸坊主にするくらいの被害を及ぼすので、
(バラのサイレント・キラー的存在...)

日頃からチェックを心掛けて、見つけ次第しっかり対応したいところですね☆彡
(なによりも私自身に言いかけてます^^;)



ではでは!!!
 
今日はこれくらいで。。。

仕事してると梅雨時の薬剤散布のタイミングを逃しやすいな~

また次回、お逢いしましょう~\(*^o^*)/

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